2016.09.14
カレー沢薫・輝きかけの人生コラム「薫の小部屋」第29回更新!
nn忘れた頃にやってくる、薫の小部屋!nnnn今回のテーマは「『ナゾ野菜』と担当」です!n8月に発売した『ナゾ野菜』の話題から、担当への熱い思いがほとばしります!nn
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nnnnもう発売してしまったが。n8月に料理エッセイ漫画、『ナゾ野菜』が小学館から刊行された。nこの作品、連載されていたのは他社の雑誌であり、その雑誌が休刊だか合併だったかのゴタゴタのついでに打ち切られ、単行本も未刊行となった。nそんな死臭しか漂ってない漫画を、なぜ単行本化しようと思ったのか。そして、なぜOKが出たのか皆目見当がつかない。nn
nn『ヤリへん』の時も、なぜ単行本化したかわからないと書いたが、どう考えても小学館には病原体みたいな奴がいるとしか思えないので、私のような作家の為にも、編集部全体が同じ病気に罹ればよいと思う。nn
nnこの作品が終わったのは、もう1年以上も前だが、連載終了のお知らせというのは何度聞いても嫌なものである。打ち切りではなく休刊での終了ならいいじゃないか、と思われるかもしれないが、人気のある作品はちゃっかり移籍するので、逆に救命ボートに乗せてもらえない作品だったということがわかるのでツライ。nどうせなら、全員俺と一緒に死んでくれと思う。nn
nn基本的に、雑誌に載せてもらっている身なので、終わりだと言われたら、「わかりました」と言うしかない。「いや、終わらない。俺は描き続けるよ」と言って描いたところで載らねえのである。nしかし、粛々と受け入れるしかないのだが、この『ナゾ野菜』連載終了の報告は一味違った。nなんと「『ナゾ野菜』が終わることになりました」の次に、担当の口から出たのは「退職することにしました」であった。n連載もだが、担当も終了のお知らせである。しかも、連載が終わる前に辞めると言う。よって、この『ナゾ野菜』は、最終回だけ会ったこともない新しい担当がついているのである。nしかも、その担当との仕事はそれが最初で最後になった。なぜなら、その新担当もほどなくして退社したからである。n自分もヤバイが、この会社もヤバイんじゃないかと思った。nn
nnもちろん、その会社は今も普通にあるので、ヤベェのは自分だけとわかったが、結局何が言いたいかというと、担当と作家というものも一期一会であり、いつ何時、異動や退職で別れが訪れるか、わからない。nだから、そうなる前に、一秒でも早く殺さなければいけなかったのだ。イラッときたらブスッといくべきだったのである。nn
nn先日も、長く担当してもらっていた、小学館の担当が異動になってしまい、結局殺し損ねた。後悔先に立たずである。nよって、後任の新しい担当は、一刻も早く殺さなければいけない。理由はない。n「担当は全員殺す主義」としか言いようがない。nn
nnこうして、特に理由のない殺意が新担当を襲うのである。nn
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nnnというわけで、『ナゾ野菜』全国の書店にて好評発売中! 試し読みはこちら!nn
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『ヤリへん』単行本第1集、発売中!
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