2018.12.06
【絶賛放送中】祝「黄昏流星群」ドラマ化・この熟女(ひと)を見よ! 第5回「謎の女・生田ひとみ」【木曜22時よりフジテレビ系】#黄昏流星群
nnコミスンではドラマ化を記念して、ビッグコミックオリジナルで連載23年を迎える漫画『黄昏流星群』に登場する魅力的な《熟女》にスポットライトを当てていきます。 nnnnnn第5回の熟女は、『黄昏流星群』第13巻「六芒星奇譚」のヒロイン、生田ひとみさんをご紹介! nnnnnnオカルト雑誌の編集長・秋元は、訪ねてきたミステリー作家の喜多川先生から「妖女伝説」の話を聞きます。nnnnnn人の肉を喰らい、若さを保つという「食人鬼」。その伝説が千葉県にあるというのです。nnnnnn喜多川先生は小説のネタにするために、この「妖女」の伝説を調べ上げます。n妖女は黒い衣装を好み、カラスを操り、人肉を食うと40代に若返って永遠を生きる......。n嬉々として語るミステリー作家ですが、それに対してよくある西洋の「ドラキュラ伝説」の日本版だと言い放つ秋元編集長。nオカルト雑誌の編集長なのに、その手のことは信じていないようです。nnnnnnそんな秋元でしたが、ある日を境に次々と不思議なことが起こり始めます。nカラスが増えて困っている彼は、ベランダに出て、小型望遠鏡を片手にカラスの巣を探していました。nnnnnnその際、向かいのマンションの引っ越しを目撃。n全身を黒い服で身に包んだ40代くらいの女性と目があってしまいます。nその夜、再びベランダからカラスを巣を覗いていると、なんと......。nnnnnnあの女性がこちらを......睨むようなきつい目で見ているではないですか。nnnnnnこれは「覗き」と思われても仕方がない。nしかし、彼女はなぜこちらを見ていたのか......不安になる秋元。n別の夜、気になって例の女の部屋を覗いた秋元は、そこで信じられないものを目撃します。nまるで、ヒッチコックの名作サスペンス映画『裏窓』を思わせるシチュエーションですが......。nnnnnnカラスとともに、その部屋の中にバラバラの人間の体の一部が!nnnnnn秋元の脳裏に、喜多川の先生から聞いた「妖女伝説」のことが浮かびます。nnnnnnそのうち、彼女の方から自分に接近してくるのではないかと、恐ろしくなる秋元。nnnnnn翌朝、ファミレスで食事をしていると、その女性が隣に座ってきました。n「生田ひとみ」と名乗った彼女は、秋元をパーティーに誘います。nnnnnn恐れていたことが、本当に起こってしまいまい、慌てる秋元。nしかも、妖女の魔力に押されてか、断れなかったのです。n喜多川先生に相談すると、「面白い!! わしも連れて行け」という始末......。n果たして、生田ひとみという女性は本当に伝説の「妖女」なのか。nnnnnn秋元と喜多川先生、ひとみとその友人・ゆかりの男女2名ずつで、「黄昏合コン」といった形で始まったホームパーティーは、意外にも大盛り上がりを見せます。nnnnnn実はひとみは服飾関係のデザイナーで、ベランダから見えたのは仕事に使うマネキン人形だったというんです。nnnnnひとみが「妖女」であるという、秋元の壮大な勘違いに女性陣は大笑い。nカラスが集まっていたのも、ベランダに生ゴミを置いていたから......。n「幽霊の正体見たり枯れ尾花......」原因がわかればなんとはないことでした。n一見、何を考えているかわからないようなところもあり、怖そうにも見えるひとみと、思い込みが激しく、ボーッとしたところもある秋元。nそのクセのある性格ゆえか、孤独を抱えて生きてきた二人でしたが......。nnnnnn勘違いから始まり、燃え上がる恋もある......。ベランダごしに見つめ合ってきた二人が、分かり合うには時間はかかりませんでした。nnnnnn「妖女」だと思っていたひとみと秋元は愛し合い、結ばれました。nめでたしめでたし。どっとはらい。nnn......って、もちろん稀代のストーリーテラーである弘兼憲史氏がこのまま終わらせるはずがありませんよね。nnnnnnこのあと、物語は二転三転し、読者は驚愕のエンディングを目の当たりにすることになります。nnnnnn『黄昏流星群』の中でも、伝奇ミステリーの屈指の傑作である本編を、ぜひぜひお読み下さい。nnn