2018.11.08
【絶賛放送中】祝「黄昏流星群」ドラマ化・この熟女(ひと)を見よ! 第4回「歴女・真野あさみ」【木曜22時よりフジテレビ系】#黄昏流星群
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TVドラマ『黄昏流星群~人生折り返し、恋をした~』番組公式サイト
nnn第4回の熟女は、『黄昏流星群』第15集「我が愛しの剣星」のヒロイン、真野あさみさんをご紹介します!nnnnnnあさみは、岡山県の「宮本武蔵駅」に降り立ちます。n宮本武蔵駅のある岡山県英田郡大原町は、文字通り、かの剣豪・宮本武蔵の生誕地として知られている土地。nnnnnnnあさみは、宮本武蔵の「聖地巡礼」の旅をしているんですね。n今でいう、いわゆる「歴女」。n歴史に詳しい女性ですが、このエピソードが描かれた頃2001年ごろには、もちろん「歴女」という概念はありません。「刀剣女子」なんていう言葉なんか影も形もない時代です。nもちろん、当時から歴史好きの女性は普通にたくさんいたわけですが、後に大ブームとなる「歴女」に注目し、主人公にする弘兼憲史氏の先見性を感じますね。nnnnnnあさみは妻子ある男性と不倫をしていましたが、離婚して再婚してくれるという約束は果たされませんでした。nnnnnn宮本武蔵の「聖地巡礼」の旅の途上、あさみは宮本武蔵を祀る神社の境内で足を滑らせて転倒してしまいます。nnnnnn意識を取り戻したあさみでしたが、気を失っている間に盗まれてしまったのか、nリュックや時計がありません。n警察に届けようと立ち上がったあさみが見たものは......。nnnnnnなんと、江戸時代の古い町並みでした!nnnnnnなんと! まさか!nタイムスリップ!?n江戸時代の寛永9年(1632年)であることがわかります。nnnnnn普通なら、「現代に帰りたい!」と絶望してしまいそうな状況ですが、さすがは「宮本武蔵・命!」の歴女・あさみ!nこの時代、宮本武蔵が49歳で存命中であることに歓喜します。nnnnnn行き倒れの男を看病したあさみ。n残念ながら男は死んでしまいますが、死の間際に着物や持ち物をあさみに譲ると言い残します。n江戸時代の旅装を手に入れたあさみ。n当時の男性にしても大柄な165センチの身長ですから、男装も似合います。nnnnnnあさみの前に、宮本武蔵らしい男が現れます。nnnnnn自称・宮本武蔵に近づきますが、彼はあさみが女性であると知って襲いかかります。n『五輪書』には、女に興味がないと書いてあった武蔵。n彼は武蔵本人ではないのか。nあるいは、『五輪書』に書いてあったのが嘘なのか......いずれにせよ大ピンチです。nnnnnn通りすがりの僧形の人物に助けをもとめるあさみ。nnnnnn傘を取る僧形の男......この姿は......。nnnnnnこの構え......二天一流!n宮本武蔵が編み出した二刀流の剣術の構えです......って、それを看破するあさみもなかなかの歴女っぷりですね。nnnnnn聖地巡礼するほど惚れ込んだ宮本武蔵が、眼の前にいる。nしかも、本で読んだよりも素朴で純情でいい男......武蔵を惚れ直すあさみ。nnnnnnあさみの「現代語」に違和感を感じる武蔵。nこのあたりのディティールの描写も素晴らしいですね。nこの他にも、現代人が江戸時代に行けば、当時の人々が感じるであろう違和感が描かれています。何気ないセリフや描写からも、作者の歴史に関する造詣の深さが溢れています。nちなみに『我が愛しの剣星』は単行本1冊分の長さ。『黄昏流星群』というシリーズの一エピソードというだけでなく、単体のタイムスリップSF時代劇として見ても稀有な傑作だと思います。nnnnnn一緒に旅をするうちに、打ち解けていく武蔵とあさみ。nnnnnnやがて......。nnnnnn二人の間には、愛が芽生えていきます。nnnnnn武蔵が、女を近づけなかった理由は......その身体にありました。nその秘密を知り、彼のコンプレックスを受け入れるあさみ。nnnnnnもっと、お互いを知りたい......しかし、愛し合う二人を引き裂く出来事が訪れます。nnnnnnあさみを江戸時代に送りこんだ時空のトンネルが、再び彼女の眼の前に開いたのです。nこの中に入れば、再び21世紀へ、平成の時代に帰ることができる......。nnnnnn元の時代に戻るか、宮本武蔵と添い遂げるか......。迷うあさみ。nはたして、彼女はどういう決断をしたのか。n宮本武蔵と、歴史に記されることがなかったその妻「あさ」の物語の結末は、ぜひ本編をお読みください。nnnn